【コラム第1回】睡眠の検査ってどんなことをするの?

皆さんはよく眠れていますか?寝すぎたりしていませんか?
眠れない、寝すぎてしまうは睡眠の病気の可能性があります。
治療のためには診察し、検査を行う必要があります。
「睡眠の検査ってどんなことをするのだろう。」そんな疑問が出てくると思います。
今回から睡眠の検査や検査で調べていること、結果の項目などご説明していこうと思います。
第1回目はPSGです。
PSGはPolysomnography(ポリソムノグラフィー)の略語になります。終夜睡眠ポリグラフィーともいわれています。
PSGは様々な生体信号を取得し、測定する睡眠の検査の中でも精密検査に位置します。
調べる項目は脳波、眼電図、顎筋電図、胸腹ベルトセンサ、心電図、脚筋電図、酸素飽和度センサ(SpO2)と7種類のセンサを基本に装着します。患者様の困っている病態によってはセンサの数を増やして検査を行います。(写真)
「こんなに多くのセンサを付けると眠れないのでは?」
当院では専任の臨床検査技師がセンサの装着から検査中の監視、検査終了時のセンサの取り外し、取得データの解析、結果報告まで行っています。
したがって検査を開始して、眠れない状況が続く場合、眠れるお薬を使うなど、寝づらい理由に対し、その場の対応が可能なため一睡もできない状態にはなりません。
ここで当院の検査当日のスケジュールをお話しします。
センサの装着は19時もしくは21時(検査するお部屋によって変わります。)から始めます。装着時間は30~40分です。装着後は消灯時間までゆっくりとお過ごしいただきます。装着したセンサは過度な侵襲性はないので、この時間で装着した状態に慣れる患者様が多いです。
「装着後は動けないの?」「トイレはどうするの?」
センサは専用の箱につながります。さらにこの箱は記録器本体にケーブルでつながっているため患者様は移動の際はケーブルの届く範囲で箱を持っての移動となります。
各部屋には備え付けのナースコールがあります。このナースコールでお知らせいただくと担当技師がケーブルを外し、トイレにいっていただけます。動きづらくなりますが、拘束性は少ない検査です。
「枕が変わると眠れない。」「いつもと同じ格好で眠りたい。」
枕は備え付けの枕がありますが、普段ご使用の枕をお持ちいただいても構いません。
また、服装も普段お休みになられるパジャマ等をご使用になられてもOKです。
入院着のレンタル(詳細は受付にて)も行っているので手ぶらで検査を受けることも可能です。
消灯は22時前後に行い、起床は6時ごろになります。いずれも担当検査技師からお声をかけて検査を始め、終了します。
検査中は実際の波形をリアルタイムで見ています。また、ビデオカメラの映像を通じて寝ている状態を確認しながら行っています。したがって異常行動がないかも含めて監視、観察し安全・安心して検査を受けていただいています。
次回から各センサが何を調べているかお話ししていこうと思います。
スリープ・サポートクリニック / 検査技師長
大川登史